サイロって何?
農産物や工業原料、飼料などを包装されていないバラの状態で保管する倉庫をサイロと呼びます。当社では小麦を専門に扱っており、気密性に優れたサイロの特徴を活かし、大量の小麦を保管しています。
収容力の異なるコンクリート製と鉄製のサイロビン合計156基を備えており、いずれも内部の環境を一定に保つために上部と下部以外に開口部はありません。
全体では約10万5千トンの収容力があり、小麦専用サイロでは西日本最大級の規模を誇ります。
海外から穀物運搬船で、国内から内航船やトラックで到着した小麦は、アンローダやコンベアなど専用の入庫設備を使用してサイロへ入庫します。
入庫するサイロビンは、品種だけでなく船・トラックごとに保管するのが原則です。入庫が完了すると、出庫まで適切に保管し、サイロビンごとに穀温測定システムにより自動で温度を計測しています。
システムにて集約されるデータを基にサイロ内の状態を常時監視することで、徹底した品質管理を行っております。
小麦のこと
どこまで知っていますか?
私たちの食生活に欠かせないパンやお菓子、麺類に使われる小麦粉。その原料となる小麦は現在国内で流通する約9割が外国産です。
外国産小麦は主にアメリカ、カナダ、オーストラリアの3カ国から輸入されています。当社にもこの3ヵ国から大型の穀物運搬船で運ばれてきます。
一口に小麦といっても種類は複数あり、含まれているたんぱく質の質と量などによって区別されます。パン、麺、お菓子、パスタなどの用途別で見ると、4つに分類することができます。(出典:日清製粉グループHPより)
日本の食を支える
大切な仕事
収容力合計約10万5千トンを誇る当社のサイロビンに入庫した小麦は、徹底した品質管理の下で保管しています。
穀温測定システムによるシステム管理のほか、定期的にサイロビン上部からの目視確認や小麦の状態・匂いをチェックする検査を社員が行っています。
厳しい基準に基づいた品質管理を行うことで、安心・安全を厳守した小麦をお客様へ届けています。
小麦の安定供給を支えるために、万全の設備と体制を整えています。
吸揚げから保管、品質管理、在庫管理、出庫に至るまで、一連の業務は全て独自のシステムで効率良く管理。各種設備はオペレーターが常時モニターで監視し、現場では担当者が目視で確認しています。また、万一異常が発生すれば速やかに対応できる体制を確立しています。
加えて、小麦の入出庫時に使う機械の保守・点検を主としたメンテナンス作業を重視するなど、あらゆる機会に備え、設備の保全に努めています。
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